さまざまな印象
阿炎のニュースが色々流れてますね。それぞれ切り取るところの違いで、良くも悪くも印象操作されてしまうわけですが、きっと全部本当のことではあると思います。
「いろいろ学ぶことがあった」と言ったのも真実だろうし、「寝てたから聞いてない」と言ったのも真実だと思います。ただ、その言葉が真実かどうかはわかりません。発言したということは事実であっても、実は何も学んでいないかもしれないし、寝てて聞いてないというのがウソかもしれない。
ある親方の話で、「仮に寝ていたとしたら巡回している若者頭が起こすから、爆睡しているということはありえない」というのがありました。「寝てた」と言ったのは、しつこい記者を煙に巻くためだったと考える人もいますし、私もそう思っています。
他にも「寝るような研修をする方が悪い」とか相撲協会の責任にするような声もありましたが、今回の論点はそこではないですね。多分実際に寝ていたか寝ていなかったかなんてことはどうでもよくて(よくはないけど)、公に「寝てたと言ってしまったこと」が問題だったのではないかと思います。煙に巻くにしても、違う言葉を選ぶべきだったのでしょうね。
なんて阿炎の件についてちょっと思うことを書いてみましたが、本当に言いたいのはそんなことではなくてですね。「情報を正しく伝える事」と「情報を正しく受け取る事」というのはなんて難しいんだろうということです。
もう20年くらい前になりますが、貴乃花の洗脳騒動というのがありました。あの件も引退後の貴乃花の著書によれば、全く事実と異なっていると。親方の言葉の一部が切り取られて、あのように報道されてしまったと。もちろんどっちが真実かなんてわからないし、洗脳されている人が自ら「私は洗脳されています」など言わないでしょうから、親方から見たらそのように見えたというのもあると思います。結局は周りが話を大きくして騒ぎすぎなんですよね。なんでもそう。朝青龍の言っていることがよくわかる。
情報過多な時代なので、正しい取捨選択をできるようになりたいですね。
そして最後に。
阿炎はとりあえずちょっと反省したら、めちゃくちゃ稽古して、土俵で結果をだして見返してほしいと思います。
それでは、今日はこの辺で。