気ままに大相撲論

相撲好き歴28年。思いつくまま相撲の話します。

平成5年九州場所14日目

いきなりタイムスリップしたようなタイトルになりました。

決して間違えてるわけではありません。この日の貴ノ花小錦戦は25年以上たっても忘れられないのです。

 

 この場所の貴ノ花は、大関5場所目。大関になってからは優勝1回、同点1回、あとの2場所も12、11勝とすべて二桁勝っていました。ただ2場所連続優勝ができなかったため横綱にはなれず。優勝の翌場所同点でも当時は横審にもかけられずでした。まぁそれだけ曙が強かったんですよね。

そして迎えた平成5年九州場所。この場所は不調で5日目までに2勝3敗。それでも中盤戦に4連勝があって10日目終了時点では6勝4敗と白星先行していました。そして11日目が栃乃和歌戦。当時小3の私はここで勝って7勝目をあげ、残り4日のうち1つは勝って勝ち越せるだろうと思っていました。しかし栃乃和歌に敗れ6勝5敗。翌12日目は勝ってどうにか7勝目を挙げたけれど、残り3日間は武蔵丸小錦、曙のハワイ勢。中でも武蔵丸と曙はこの場所優勝を争っていました。しかし小錦はカド番で12日目終了時点ですでに7敗。初顔からしばらくは勝てなかったものの、平成5年に限っては秋場所までは貴ノ花の全勝。あと1つ勝てるとしたら小錦で、逆に小錦に負けてしまえば負け越してしまうと思いました。予想通り13日目の武蔵丸戦は黒星。そして14日目は小錦戦。小錦は13日目に曙に敗れ大関から陥落することが決まっていました(この一番も大人になって改めて見ると泣けますね)。

どうか勝って勝ち越しを決めてほしい、祈るような気持ちで取り組みを見ていました。立ち合いから小錦の寄りに防戦一方の貴ノ花。しかし土俵際で突き落とし(投げかな?)小錦の腕が先についたように見えました。軍配は小錦に上がりましたが物言いがつきました。協議の結果は貴ノ花の体が無いということで軍配通り小錦の勝ち。

体が無いって何?小錦の腕先についてたじゃん。貴ノ花の足残ってるじゃん。

納得いかなかった小3の私は、この日の夕飯を食べませんでした(笑)今思うと大変めんどくさい子どもですね…。

そして千秋楽曙戦、叩き込みで敗れ7勝8敗と負け越し。翌場所はカド番。負け越したら大関から陥落してしまう。どうしようどうしようと思いながら平成6年を迎えました。

結果は優勝でカド番脱出。貴ノ花はやっぱり強い。しかも前の場所は体調不良で本当なら休場してもおかしくなかったというようなことを誰かに聞いて、そんな状態で7勝もした貴ノ花ってやっぱりすごい、となったわけです。

こんな感じで平成8年までは熱く貴ノ花貴乃花)を応援していました。

 

以上、思い出話でした。

ちなみに貴乃花が負けて夕飯を食べなかったのはこの日だけだったと思います。

 

武隈親方(元豪栄道)のスーツ姿がニュースになってましたね。ネクタイが短いとか…。スーツ姿を見ると、本当に引退したんだなぁと改めて感じました。

 

それでは、今日はこの辺で。