横綱土俵入りから思うこと
明日は大相撲トーナメントですね。リアルタイムでは見られないので、録画しました。普段対戦することない同部屋対戦など見られるのが楽しみですね。
20年程前は「不知火は短命」なんていうジンクスがありましたよね。私が相撲を見始めてからの横綱土俵入りで不知火型だったのは、旭富士、若乃花、白鵬、日馬富士の4人だったと思います。このうち旭富士、若乃花は2年未満の在位でしたが、言わずもがな白鵬によって不知火は短命というジンクスは打ち消されましたね。まぁ日馬富士も満身創痍ではありましたが、あの件が無ければもう少しとれたでしょう。強いときの日馬富士はほんとうに強かったから、優勝回数もあと1回で二桁でしたし、10回に乗せることはできたのではないかと思います。
リアルタイムで見た雲竜型の横綱は、曙、貴乃花、武蔵丸、朝青龍、鶴竜、稀勢の里の6人です。よく言われてたのが「曙はせり上がりは上手だけど四股の足が上がらない」「貴乃花は四股はきれいだけどせり上がりがうまくない」ということでした。改めて見てみると、確かに曙の四股はあまり足が上がっていませんが、せり上がりは上手でしたし、貴乃花の四股は記憶通りきれいでしたが、せり上がりが…でした。同じ型でもそれぞれによって違いがあるのが、見ていてまた面白く魅力的なものであると感じます。
しかし、最近よく言われているのが白鵬の土俵入り。
まぁ言われてみると確かにアレンジ多めですね(こんな簡単な言葉で片づけてはだめですね)。ただ、最近はなんでもかんでも難癖付けて叩こうという風潮があるので、あまりこういった意見を受け付けなかったりします。話は逸れますがかちあげや張り差しなども苦言を呈しているのは横審ばかりで、内部の方や若乃花さんなんかはスキがあるんだから対処できない周りが悪いと言いますよね。実際そこを攻略した初場所の遠藤なんかは良い相撲で勝ちましたし。それにしても遠藤は結構いい具合にいつも食らってましたね。いつかの嘉風なんかも作戦勝ちしましたね(白鵬が1分間抗議した時)。
そんなわけで、確かに白鵬にもいただけない部分はあるのだとは思いますが、長い間大相撲界を盛り上げてくれているのは紛れもなく白鵬です。その時々によってヒーローは誕生していますが、これほど長く支えてくれている力士は他にいないと思います。
花火のようにぱっと咲いて短い時間で消えていくような活躍の仕方もいいと思いますが、白鵬の様に全盛期は過ぎても壁になってくれる存在というのは必要なのではないでしょうか。世代交代が言われていますが、強くなって上がってきた下の世代が上の世代に安心して引退してもらえるような相撲をとってもらえたらいいなと思います。
横綱土俵入りからずいぶん話が逸れてしまいました。
それでは、今日はこの辺で。