気ままに大相撲論

相撲好き歴28年。思いつくまま相撲の話します。

令和2年初場所振り返り

15日間あっという間でしたね。子どもの頃から相撲のある奇数月は終わるのが早いなと感じます。それでは令和2年初場所を振り返ってみたいと思います。

 

小結4場所目の阿炎は膝の怪我もあり、3連敗スタート。しかしその後連勝などもあり、9日目終了時点では5勝4敗と白星先行。横綱不在だしもしかして4敗でも優勝圏内なのでは!?なんて思ったのですが、その後全部負けてしまい、まさかの2桁負け越し。小結で9勝しても関脇に上がれず、来場所は平幕です。5点負けだとどの辺まで落ちるかな、他の力士とのかねあいもあるからなんとも言えませんが、5枚目以内には間違いなく残ってくれると思うので、来場所も上位戦はきっとありますね。今場所の朝乃山戦や遠藤戦のように、ツボにはまったときの阿炎はめちゃくちゃ強いので、来場所は強い阿炎をたくさん見たいです。あと、炎鵬に勝つ阿炎も見たいです。

 

そして十両。優勝は13勝2枚で照ノ富士。全勝いくかなと思ったけど、それは叶わず。圧倒しているように見えたけど、実はいっぱいいっぱいだったのかな。でも怪我無く15日間取り終えることができて、本当に良かったです。来場所はもうひと場所十両にいることになりそうですが、またいい成績を修めて5月は幕内に戻ってきてくれたらいいですね。

 

次に上位陣について。横綱2人が休場してしまい、大関豪栄道もなかなか星が上がらない中、貴景勝はかなり場所を作ってくれたのではないかと思います。結果的に14日目で優勝戦線からは脱落してしまいましたが、そこまで2敗をキープしてきただけでもすごい。きっと背負うものが違いますよね。大関名乗る資格ないなんて千秋楽の取り組みのあと言ってましたけど、そんなことないです。立派な大関です。まだ23歳だしこれからどんどん強くなることを期待しています。

関脇髙安は大関復帰をかけた場所でしたが、早々に6敗目を喫してしまいました。もう1人の関脇朝乃山も早々に5敗して、今場所2桁は難しいのかな、大関とりは白紙に戻ってしまうかなと思いましたが、終盤戦白星を重ねて10勝5敗で終えました。来場所さらに強くなって、大関昇進を決めてほしいですね。

 

最後に優勝争いについて。これはもうここで書くまでもないでしょうけど、徳勝龍本当にすごかったですね。終盤戦の突き落としの連続はヒヤヒヤする一番もありましたが、攻めてからの突き落としは狙ってやってたのですね。14日目の正代戦も決まりては突き落としでしたが、終始攻めていたのは徳勝龍で、突き落としたあともなんだか余裕がありましたね。そして千秋楽の貴景勝戦は、本当にいい相撲でした。15日間の中で最高の相撲だったのではないでしょうか。全く予想外の結末になりましたが、あの涙は本当に感動しました。バリバリインタビューの練習もしていたのですね。阿炎も優勝してインタビューで面白いこと言ってくれないかな…なんて徳勝龍のインタビューを見て思ったのでした。

正代も上位総当たりで13勝は本当に素晴らしい成績だと思います。来場所もいい成績残せば、大関とりにつながるかもしれないですね。

 

他にもいろいろと思うことはありますが、長くなってきたのでそろそろこの辺で。

豪栄道のことについては明日書きたいと思います。